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業種別にM&Aの事例を確認!

事例集 製造業

事例集 製造業

M&Aの事例について10個ほど業種を挙げていきます。これは、事例を見ていくことで同じような悩みを抱えている企業があることや、そうした悩みがどうしてM&Aを通じて解消されるのかをなぞっていくためです。今回は、製造業、とりわけ鉄鋼・金属関係の製造業界についてみていきましょう。

鉄鋼・金属業界の動向や特徴

鉄鋼・金属業界の近年の動向はかなり厳しいと考えている人は多いのではないでしょうか。

実際に、需要自体は堅調に伸びていると考えている人もいるものの、全体的に仕入れが上がってきているために、売り上げは上がっているけども損益面では非常に厳しいという声が聞こえてきます。

適正な販売価格や、ほかの会社との違いを明確に出せる企業こそが強さを見せつけられる経営環境といえるでしょう。

在庫の解消なども含めて、様々な課題が見え隠れするといった状況になっているのではないでしょうか。

そんな鉄鋼・金属業界におけるM&A・事業継承については圧倒的に後継者不足が原因となっています。

もともと、現場のたたき上げで上がってきている企業も多い中で後継者を十分に教育する時間や余裕がないというのが問題かもしれません。

また、十分な教育を受けた経営者の子息であっても、そうした優秀な人材は一度大きな会社に就職する傾向にあります。

事業継承を行うタイミングが計れないというのが、どの会社も頭を悩ませる問題となっているのです。

鉄鋼・金属業界におけるM&A事例:背景

今回ご紹介する事例は、鉄鋼・金属業界の後継者を見つけられなかった企業が、異業種である商社に対してM&Aを行った事例です。

この事例の特徴は大きく2点でした。

1点目は後継者がいなかったということ。

経営者の御子息も会社に入ってきて後継者と誰からも目されていたのですが、本人がかなり技術者畑の人であったということで、本人も周りも技術者としては非常に優秀だけども経営となると違和感があるといった状況でした。

これは特に御子息が優秀で若い時から業界に入ろうと決めている場合によくある現象です。

2点目は会社の発展可能性です。

この会社は独自の技術を持っており、ほかの会社と比べても高い利益率を確保していました。

ただし、この技術が多くの方面から注目された関係で案件自体の大型化が進んでいたのです。

会社をさらに発展させる可能性は十分にあるものの、財務的なリスクが発生しやすい状況となっている。

こうした状況が重なり、「ある程度の資本力のある会社とM&Aできれば。同業である必要はない」と経営者は考えていたのです。

鉄鋼・金属業界におけるM&A事例:進め方やポイント

この経営者の運のよかったことは、経営者自体がまだ60代前半と時間があったことでしょう。

そのため、M&A自体を急ぐ必要がないという状況でしたので、同業他社だけでなく多くの異業種の企業も選定対象として選ぶことが出来ました

また、会社の技術力があるというのも非常に大きなポイントです。

明らかな技術力は圧倒的な利益となります。

特に今回は異業種でも可能ということで、多くの会社が興味を持ってくれていました。

今回、相手先に商社を選んだ理由は、技術力を最大限に評価した金額を提示してくれたことと、資金力が豊富にあり今後の販路拡大に積極的に動くことが可能な条件がそろうことの2点です。

鉄鋼・金属業界におけるM&A事例:効果

このM&Aは結果として大成功に終わりました。

まず後継者の問題ですが、A社が異業種であることから、1~3年後の経営者の交代を前提に、現在の経営者が業務を引き続き担当します。

これは、後ろが確定されているという点で非常に安心できるのではないでしょうか。

会社の成長については、商社という販路も資金力もある会社が付いたことによって、既存の商材だけでなく新規開拓も可能になりました。

今まで資金力に不安があったため大型案件には手を出せませんでしたが、今回のM&Aで積極的に財務的リスクを背負えるようになったのです。

また、異業種ということもあり、人材交流が活発になったため社内全体が明るくなったとも言います。

まさに、M&Aの成功例として最もわかりやすい結果となったのではないでしょうか。

まとめ

このM&Aは経営者の課題がわかりやすい状況であったことと、時間があったことが勝算を生み出しました。

やはり、自らをしっかりと知っておくことや時間的余裕を持って行動することは、その後の動きに大きな影響を与えます。

このような素晴らしいM&A・事業継承を行うためにも、時間的余裕のある行動をとることをお勧めします。

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